HOME事例紹介 › 家督相続と土地所有権認定作業の悲劇
事例紹介

家督相続と土地所有権認定作業の悲劇相続問題

2009/09/08

家督相続と土地所有権認定作業の悲劇

兄弟(長男・長女・次女)で相続財産の分割で争っている事例です。
沖縄県の家督相続は、昭和32年1月1日で事実上終了しました。父親が昭和19年11月15日戦死したことになり、家督相続人である長男に父親の財産は、家督相続の効力として包括的に承継されることになります。
戦後、昭和27年4月7日より、土地所有権認定作業が始まりました。家督相続人長男は、幼少のため。父親の財産を母親名義で申請し現在に至っています。母親名義である相続財産が、父親の財産であったことを証明できれば、長女・次女には相続人としての権利はなく、家督相続として、長男に実質的な所有権があることになります。しかし、戦争で、登記簿等の焼失により、その証明が困難であり、時効の完成と共に複雑な争いになっています。

ポイント整理

  1. 家督相続と戦後の混乱期の土地所有権確認作業との交錯している珍しいケースです。
  2. 母親名義の相続財産が、父親からの家督相続財産なのか、母親の相続財産なのかが争点になります。
  3. 母親は生前長男に所有権を移転すべきでした。
お断わり

Copyright © 2012 ダイヤモンド経営 All Rights Reserved.